豚の好き嫌い

京都の宇治に棲んでる豚の備忘録

呪術廻戦0鑑賞

原作も読んでないし、アニメも見てないけど、ファンの方が

「1巻より前の話なんで初見でも大丈夫ですよ。私5回見ました」

とのことやったんで、前から漫画自体気になってて、いい機会かなと。

公開されてから結構経ってるのもあるし、終わる前に見てきた。

 

結論から言うと、

初見のおっさんにはきつかった。

ファンの人からすれば面白いんやろうけど、初見のおっさんには勧められん。

 

後半は面白かった。

主人公の成長や、真希が救われるのが面白い。

主人公の乙骨とボスの傑の対比も好き。

無能力やから責められた真希を主人公が救って、能力を持ってたから責められた姉妹をボスが救う。

戦う理由を主人公は私情って言って、ボスは大義って言う。

そんな対比が好き。

おかげラストの戦闘に重みがある。

自己犠牲からの敵への一撃も、やっぱ盛り上がる。

 

単純に決戦の戦闘シーンは迫力あって好き。

五条さんが殴りまくってるとことか主人公の波動砲とか。

あと、単純にハッピーエンドなんもいい。

きれいに救われるのは見てて気持ちいい。

 

 

反対にきつかったんは、前半のおもんなさが大きい。

特に転入のところがきつい。

初っ端、主人公への死刑宣告や自殺未遂の暗い感じから始まって、着替えのシーンからもなんか重たい感じする。

それが、自己紹介のタイミングで主人公がいきなりツッコミしだす。お前、限界まで落ち込んでたんちゃうんかい。元気やんけ。

 

これは、原作ありきやからあれやねんけど、同級生が個性出すためだけに作られたキャラに感じる。

どっちか一人ならまだしも、パンダとおにぎりの具しか喋らんキャラと二人いたらしつこい。

無口だけならまだなんとかなったかもわからんけど。

何やねん。おにぎりの具しか喋らんって斬新すぎるやろ。

原作から知ってれば影響ないんやろうけど。

あと学長の蝶野さんもきつかった。

 

ここら辺のテンションの変わりようで映画に入り込めへんかって、ちょっと寝そうやった。

演出にも違和感。

最初のチーム分けで、真希が嫌がるのが自分の名前呼ばれてからなんとか。

前の二人呼ばれてんねんから、その時に嫌がって。

主人公に駄目だ駄目だ言わすのもあわん。そのためにシンジに寄せてるんやろうか。

 

ノリがちょっとあわんかった。

あのギャグというかノリが受け入れられたら違ってたんやろうな。

純愛だよとかのノリが中二に見えてきつい。

 

他は、五条さんと傑があんま強そうに見えへんのも残念。

もうちょい見せ場がほしい。

高2と格闘でいい勝負するボスは切ない。

格闘もできんのかって言われてたけど、他の戦闘シーンでも皆格闘してたから、できて普通やろと思ってまう。

五条さんも強キャラ感出してたのにしっかり時間稼ぎされるし。

 

原作ファンのために必要なんやろうけど、無駄にキャラ出す前にそっちをしっかりしてほしい。

京都とか完全に見せるためだけやったし、敵の裸キャラとか出てきただけやん。

 

あと、これは完全に俺のせいかもしれんのやけど、最初なんか無駄に画面が横長に感じんた。

 

まあ、そんな感じであわんかった。